2017年04月02日00:00
浜松市旧住吉浄水場≫
カテゴリー │近代遺産
毎年4月初旬、浜松市中区の旧住吉浄水場が開放されます。こちらには昭和6(1931)年に完成した当時の建物が6棟遺っており、旧常光水源地の施設と合わせて国の登録文化財に指定されました。
施設の中心はポンプ室。細部まで意匠を凝らしたモダンな佇まい。水道が先進文化だった当時の世相を物語っているようです。
外壁には華やかな漆喰のレリーフ。職人の手仕事が感じられます。
入口にはステンドグラスも。一部が破損していて痛々しい。
室内に並ぶポンプ群。無骨で力強いかたちは現代アートを思わせます。
旧住吉浄水場にはまだ稼働中の施設もあるため、通常は非公開です。しかし、いずれ役割を終える日も来るでしょう。その時には旧常光水源地の施設も移築し、明治村のような近代建築の野外博物館として整備してほしいものです。
旧住吉浄水場にはまだ稼働中の施設もあるため、通常は非公開です。しかし、いずれ役割を終える日も来るでしょう。その時には旧常光水源地の施設も移築し、明治村のような近代建築の野外博物館として整備してほしいものです。