2018年03月26日19:11
静岡市美術館で特別展「駿河の白隠さん」を見てきました。
白隠慧鶴禅師は貞享2(1685)年駿河の原宿(現在の静岡県沼津市)生まれ。「駿河には過ぎたるもの二つあり、富士のお山に原の白隠」と謳われたとか。その個性的な画風から近年人気が高く、各地で展覧会が催されています。今回の展覧会は静岡県下の寺院に伝わる作品を中心とした構成です。
作品との距離が近かったことがなにより嬉しかったですね。作品によっては20センチも離れていなかったのではないでしょうか。運筆や印章を熟覧することができました。
また、池大雅との交流に焦点を当てた展示も興味深く感じました。大雅は29歳で白隠に参禅し、30代の作品には禅画の影響を受けたものがあるようです。そうした作品をもっと並べれば、説得力が増したかもしれません。
今回の展覧会、「白隠」というビックネームを扱いつつも地元に密着することでうまく差別化ができていたように思います。ただ、白隠の真筆かどうか疑わしい作品が混ざっていたのが残念。作品の選定には細心の注意を払ってほしいものです。
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白隠慧鶴禅師は貞享2(1685)年駿河の原宿(現在の静岡県沼津市)生まれ。「駿河には過ぎたるもの二つあり、富士のお山に原の白隠」と謳われたとか。その個性的な画風から近年人気が高く、各地で展覧会が催されています。今回の展覧会は静岡県下の寺院に伝わる作品を中心とした構成です。
作品との距離が近かったことがなにより嬉しかったですね。作品によっては20センチも離れていなかったのではないでしょうか。運筆や印章を熟覧することができました。
また、池大雅との交流に焦点を当てた展示も興味深く感じました。大雅は29歳で白隠に参禅し、30代の作品には禅画の影響を受けたものがあるようです。そうした作品をもっと並べれば、説得力が増したかもしれません。
今回の展覧会、「白隠」というビックネームを扱いつつも地元に密着することでうまく差別化ができていたように思います。ただ、白隠の真筆かどうか疑わしい作品が混ざっていたのが残念。作品の選定には細心の注意を払ってほしいものです。
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